地震でケガをした原因

地震による事故を未然に防ぐ

日本は世界の中でも地震の多い国です。
オフィスに居る時に地震が発生する確立も非常に高いといえます。

事前に地震に対する知識と対策をしておくことで、被害を最小限に
抑える事ができます。

地震によるケガの原因.jpg

表を見ても解るとおり、家具の転倒による被害がほとんどなので
未然に防ぐことは可能です。
正しい知識で地震対策をおこないましょう。

オフィスの地震対策 1

落下防止を心がける

地震が来たら危険な事として物の落下が考えられます。
普段から心がけていれば危険防止につながる事項をいくつかご紹介します。

地震対策1.jpg収納の上などに物を載せない。

高い書庫と天井の間などのスペースに物を置くと、落下して危険です。
高い所に物を置かないルールを作りましょう。


収納の扉は閉める。

地震の際、収納物が飛び出して大変危険です。
収納には飛出し防止のラッチ機能が付いています。
しっかり扉を閉めないとラッチも機能しないので、必ず閉める事を心がけましょう。


ガラス扉には飛散防止フィルムを貼る。

ガラス扉は地震の際に収納物がガラスを突き破って来る恐れがあります。
収納物の落下、ガラスの飛散防止のためにも、貼っておきましょう。


OA機器などはすべり止めを取り付ける。

デスク上のパソコンやモニター、OAラックやFAXなどのOA機器が揺れにより落下する場合があります。滑り止めを付け落下防止をしましょう。


ホワイトボードや絵画、時計はしっかり固定。
壁面に掛けるホワイトボードや時計などは取り付ける壁の材質に合った金具でしっかり固定しましょう。





オフィスの地震対策 2

収納は連結する

システム収納は地震対策としての機能が付いています。
安全に使用するためにも以下の事項を守るように心がけてください。

収納連結.jpg


ベース(図1)を使用してキャビネットのレベル(バランス)を水平に保つ。

システム収納のベースにはアジャスターが付いているのでしっかり水平を保ちましょう。

数量が多い場合などは技術的に難しい事と、水平器などの特殊な工具が必要となりますので専門家に依頼することをお勧めします。


上下連結・左右連結をする。

システム収納はシリーズが同じであれば、あらかじめ穴が空いている(図2,図3)ので上下左右に連結することができます。

特に収納を積み重ねる場合は地震の際にずれて落下する可能性が高いので必ず連結してください。

落下した際は収納物が入っている場合は100kg以上の鉄の塊が倒れてくるのと同じで大変危険です。

システム収納の場合でなくても連結用金具(図4)などもありますので連結するように心がけてください。この場合も収納本体に穴を空けなければいけないので専門家に依頼するのがよいでしょう。



背の高い収納は壁面に置くようにして、連結することが地震対策につながります。

オフィスの地震対策 3

収納を固定する

収納を固定する事により、より安全な地震対策をしてください。

収納固定.jpg


壁固定(図1)

引っ張り強度が強い壁の場合有効な対策になります。
耐震性に優れていて、施工も比較的容易です。



床固定(図2)

引っ張り強度が弱い壁前や部屋中央にレイアウトした場合などに使う施工です。
しかしながらアクセスフロアー(2重床)の種類によっては利用できない場合や、レイアウト変更の妨げになる場合があるので注意が必要です。



天井固定(図3.4)

天井にポールや笠木(システム収納の場合、オプションで装備)を使って固定する施工です。
ポールは天井との設置面が少ないので梁下以外では機能しない場合があるので気をつけましょう。


オフィスの地震対策 4

ローパーティションの安全な設置の仕方


パーティション組合わせ.jpg
ローパーティションを設置する場合、基本的に安定脚で自立させますが、連結枚数が多くなり直線距離が長くなった場合はL字またはコの時に曲げる事をお勧めします。


ローパーティションの高さが高いほど安定性が悪く、1800mm以上の場合は特に安定が悪くなるので注意が必要です。


安全とされるのは直線距離(長手方向)の1/3をの距離をコの字型に曲げると良いでしょう。


壁面に固定したり、床に固定する場合がありますがローパーティションのメリットである「移動が可能」「レイアウト変更が容易にできる」という特性が失っていますので状況に応じて検討する必要があります。


レイアウトの状況によっても異なりますので専門家に相談してください。


オフィスの地震対策 5

レイアウトの工夫で地震対策

耐震の施工や耐震機能付家具を選ぶのも大事ですがレイアウトの工夫で地震対策もできます。
そのいくつかの例を記載しますので対応可能な部分は実行してください。


非難通路に物を置かない。

避難経路となる通路は比較的広く設計されています。
スペースがもったいないという理由で書庫やダンボールなどを置いてしまうケースがよくありますが、あくまでも多人数が非難して支障のないよう広くしてあります。地震の際に置いてある物が倒れたり、崩れえるなどして非難経路をふさいでしまう事があるので、非難通路に物を置かないルールを作りましょう。


部屋の真ん中に収納を置く場合は背の低いもので。

壁面に置くスペースが無い場合や使い勝手の関係から、止むをえず部屋の真ん中に収納を置く場合は高さの低い収納にしましょう。高さ1200mmまでとして、高さを合わせ左右前後を連結するようにしましょう。


メイン通路を作り、広くレイアウトする
執務スペースなどレイアウトする際にメインとなる通路を造り、非難経路と位置づけましょう。
避難経路となるメイン動線付近には、背の高い書庫などは置かないようにしましょう。


地震対策をき詰めていくとフレキシビリティーが損なわれ、耐震工事の金額などもかさみ、地震対策と反比例し利潤関係が低下します。

効率の良い地震対策はオフィス管理士などの専門家に相談しましょう。

避難経路の確保

避難経路は確実に確保しておく

侵入口シール.jpg

上記のシールを貼ってある窓は消防隊の突入経路で、火災などの
緊急の際に使用し救出の経路になります。

3階以上で高さ31m以下の窓には、10m以内に1箇所設けられています。

この付近には、書庫や物を置かないようにすることはもちろん、近く置いてある
物が倒れてふさいだりしないようなレイアウトをしましょう。

避難ハシゴ.jpg

避難ハシゴなどの避難器具の周りも同様で、緊急の際にすぐに取り出せて
使用できるように周りに物を置かないようにしましょう。

サーバー用免震装置


サーバー免震.jpg

サーバー用免震装置とは免震装置により、地震などの際に建物の
揺れを吸収し、サーバー本体の横揺れ、商品によっては縦ゆれも
低減する装置です。
各メーカーが多種のサーバー用免震装置を開発しています。
建物や設置階数、サーバーによって、対応装置が違ってきますので、
導入には慎重に検討する必要があります。

一定の基準として国土交通省の免震装置としての大臣認定があります
ので参考にするのも良いでしょう。

くわしくはオフィス管理士などの専門家に相談しましょう。

オフィスの地震対策 人的対策

災害対策マニュアルや避難マニュアルを作成する

物理的な地震や災害対策の他に、災害が発生した後の
行動
などの対策があります。

災害時における避難マニュアルを普段から社員に認知
させる事や定期的に避難訓練などを行い、災害時の対処
方法を徹底させる事も必要です。

災害発生時はパニックになり、通常の判断力がなくなる
恐れがありますので、普段から心構えをしておく必要が
あります。

防災グッツ.jpg

非常用持出し袋や防災グッツも用意しておくと良いでしょう。